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One Day Round Trip [旅の記録]

 当ブログでもすっかりおなじみ?の後輩クン。彼は3年ほど大阪に飛ばされ赴任しており、次の異動で東京に戻れなければ辞めたいとさえ漏らしていたのですが、このほどめでたく戻ることになりました。よかったねえ。
 
 だけどこれで先輩の肩の荷が降りたわけじゃありません。もう一人、かわいがっている後輩クンが地方でくすぶっているのです。彼の赴任先は岩手県沿岸部の某市。もう2年半になります。

 家賃は会社が肩代わりしているので、1号と違って貯金は順調にたまっているようですが、やはり独身。被災地復興に尽くす喜びを感じつつも、ここじゃ婚活すらできないなどとふてくされ気味です。婚活しても相手を確保できるとは限らないのにね。それに地方の方が良い暮らしができると思うんですが。

 「ドライブが好きならたまには遠出したらどうですか?こっちは暇すぎて死にそうッス」
 「東北か。そういや久しく行ってないなあ。たまにゃ行ってみるか。嫁さんと子供がこっちに戻ったら行けなくなっちゃっちゃうしねえ」
 「そうですよ。ていうか、ちゃっちゃちゃっちゃうるさいです!」

 こんな会話が交わされたとかいないとか(笑

 確かに宮崎行きを除けばずっと遠出していません。鬼の居ぬ間にという言葉もあるし、たまには早起きして出かけることにします。

横川SA.jpg

           
 金曜の仕事が「たまたま」早く終わったのをこれ幸いと、早めに帰宅してすぐに眠り、夜半に出発(いつぞやと書き出しが似ている気が…)。午前4時に碓氷峠にある横川サービスエリアへ到着しました。碓氷峠って何か違うような…時間も早すぎるけど、ちょうど星が見たかったしまあいいか。

 まずは軽井沢を北へ通り抜け、浅間山麓にある鬼押出し園へ。来てみると辺りは真っ暗。まずまずの星空です。

 せっかくなので軽く撮影してみると、オリオン座とおおいぬ座のシリウスがはっきり写りました。もう少し露出時間を長くとれば天の川もいけるかも。

鬼押し出し園.jpg
      

 と思っていたらあっという間に空が白み始め、三脚のセッティングをしている間に夜が明けてしまいました…。しゃーない。気を取り直して周辺を軽く流すことに。

鬼押しハイウェー.jpg

              
 鬼押しハイウェーは西武グループが所有する民営道路で夜間は無料。この時間は交通量もほとんどありません。早起きは三文の得とはよく言ったもんだ。この日は10月11日。周辺はすでに色づき始めていました。写真はエフェクトかけてますが…

軽井沢タリアセン1.jpg

            
 浅間山を一周した後に向かったのは軽井沢タリアセン。湖畔に美術館や英国風の庭園を配したレジャー施設です。タリアセンはウェールズ語で輝く眉という意味ですが、おそらくフランク・ロイド・ライトが米国に構えた工房からとったのでしょう。

軽井沢タリアセン2.jpg
      

 近くに有島武郎が愛人と情死を遂げた別荘があったりしてなかなか興味深いところですが、基本的にはカップルやファミリー向けで、おやじ一人で行く場所ではありません…。口をぱっくり開けてエサを待ち受ける鯉がキモい…

睡鳩荘.jpg
     
  で、なぜ訪れたかというと、この建物が見たかったから。睡鳩荘(すいきゅうそう)という、かつて軽井沢にあった別荘を移築・保存しているのです。
            

 別荘を建てたのは、三越や王子製紙の重役を歴任した朝吹常吉。当ブログでも取り上げたことのある朝吹磯子の夫で、登水子の父になります。

朝吹家.jpg
    
 前列左から登水子、常吉、磯子。1932年(昭和7年)の写真だそうです。とても5・15事件と同じ年とは思えませんね。
                
睡鳩荘3.jpg
 

 一部和風のスパニッシュコロニアル建築とでも言えばいいんでしょうか。わりと簡素です。設計したのは牧師で、メンソレータムを日本で販売したことでも知られるW・M・ヴォーリズ。この人は軽井沢の別荘をいくつも手がけていますが、どれも簡素な作りをしています。真のセレブというのはそんなものなのかもしれませんね。

 とはいえ、常吉は英国留学経験者らしく、北海道からわざわざ薪を取り寄せたりと、貴族趣味的なこだわりも持っていたようです。

睡鳩荘2.jpg
 

 1階。フランスで暮らしていた登水子さんは、この建物で夏を過ごすためにわざわざ帰国していたそうです。よほど愛着があったんですね。

 建物は2階だけが有料になっています。寝室が4つあるだけで大して見所はないうえ撮影禁止ですが、後世に引き継ぐためにも払っていただければ。

 ちなみに、朝吹邸といえば東京・高輪の本邸も現存しています。残念ながら、現在は東芝山口記念会館となっていて東芝関係者以外は入れません。伝手を頼って一度同社にお願いしたんですが見事に断られました。チェッ。

 ただ、例の不適切会計とやらで懐具合が苦しくなっているのでいずれは売却するかも。そうなれば内部を見られるかな?

朝吹邸.jpg
      

 これが本邸の写真。現在は狭くなっているようですが、前に書いたように2000坪もの広さがある広壮な邸宅だったそうです。この建物は丘の中腹にあります。今ほど品川沖の海が埋め立てられていなかった時代はどんな景色だったんでしょう。

 さて、この後は中山道の宿場町や美ヶ原に行こうと思っていたのですが、疲れてきたので断念。あと1カ所だけと思い立ち寄ったのが、岡谷市にあるプリンス&スカイラインミュウジアムです。

 特にひいきの自動車メーカーはありませんが、強いて言えば日産党。もちろん、リーフよりも180SXの方が断然かっこいいと思ってるタイプです。

 正直、展示内容からすると入場料1000円は高いです。それに冬場は休むので注意。ただ、愛好家の方が作った施設だそうなので、激励のつもりで気持ちよく払います。
 
 施設の1階は売店やグッズの展示コーナーで、地下に歴代のスカイラインや旧プリンス工業の車が置いてあります。V35型以降がない点はこだわりなんでしょうか。

R31.jpg
  

 当ブログ初登場のR31スカイライン。歴代で一番の不人気モデル、って言い切っていいのかな?正直、登場した際には子供心にガッカリした記憶が。ただ、その苦い経験が伊藤修令さんを突き動かし、R32型を大成功へと導いたことを考えれば存在意義はあったかと。 

R32.jpg
 

 そのR32。これも初登場ですね。あくまで個人的感想ですが、スカイラインはデザイン的にはR32も含めてどれもイマイチだと思います。サーフィンラインっていらなかったんじゃないの?

 ただ、近所にコーナーランプをクリア化した銀色のR32GT-Rがいて、たまに遭遇すると食い入るように見てしまいます。デザインとかおかまいなしに人を惹きつける力がある、それがスカイラインの名車たるゆえんなんでしょうね。

R33.jpg
    

 R33も初めてかな。サイズアップしたせいか不遇をかこつ結果となってしまいましたが、デザイン的にはこっちが上かも。端正すぎて「艶」がないという感じもしますけどね。少なくとも、無理にハコスカのデザインテイストを取り入れようとしたR34型よりは評価高いです。

JSS仕様.jpg
 

 これはスーパーシルエットではなく、その次のJSS仕様と呼ばれるタイプ。まじまじと見ていたら乗っても良いとのこと。いざ乗ってみると予想以上に目線が低い!やはりスポーツカーはこうでなくては。

ハコスカ・ケンメリ.jpg
   

 スカイラインといえば、やはりハコスカとケンメリは外せません。ハコスカの4枚ドア、状態が良いものだといくらするんだろ。維持費を考えるとやっぱ無理かなあ。

 片山豊、櫻井眞一郎、前澤義雄と、ここにきて往年の日産を支えた方々が次々と鬼籍に入られ、寂しい限り。現行車にもノートのようにデザイン、性能ともに優れた車はあるとは思いますが、全体的には停滞気味に感じます。ゴーン社長にはコストカットだけでなく、モノづくりにも配慮してほしい!

 ちなみに、この日はほぼ客がおらずガラガラ。それというのも、秋のイベントを翌日に控えていたからです。相変わらず間が悪いったらありゃしない。

 ということで、今年はこれで打ち止めかと思っていたら、翌々週に再びチャンスが!さっそく出かけることにしました。

 まず向かったのが、草津温泉の先にある志賀草津道路。日本の道百選にも選ばれている有名な道ですが、この時期はまだ閉鎖こそされていないものの、火山活動の影響で朝8時から夕方4時30分まで通行止め。それは知っていたのですが、ギリギリまで行けば標高が高いので美しい星空が見られるだろうと。
  
 で、行ってみると確かに星はそれなりに見えたのですが…ものすごい強風!標識は揺れっぱなしだわ、暗闇の中で轟音は響くわ、とにかくすごかった。誰もいなかったこともあり、宮崎で無数の台風を経験した当方ですら今までで一番怖く感じたほど。しかも行きがけに降り積もった落ち葉でスリップしてしまい、あやうく廃車にしてしまうところでした。下りだったらアウトだっただろうな。

 それでもこの日は、

温泉1.jpg
          

 クルマの撮影地としても有名な某温泉や、

榛名湖1.jpg
       

  榛名湖を訪問。十分に色づいていましたが、うまく色がでなかったのでエフェクトかけてます。。。

榛名山.jpg
 

 カルデラを突っ切り、榛名湖から伊香保温泉へ向かう道路は絶景。心ゆくまで秋を満喫できました。

 「というわけで後輩クン、体が重くて家に籠りがちだったけど、いざ出かけてみるとすごく楽しかったよ」
 「えっ、こっちに来てくれるんじゃなかったんですか?」
 「行こうと思ったんだけどこれから何かと物要りだから。子供ができたっちゃしねえ」
 「確かに。ていうか、今度はラムちゃんですか…」


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