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楽園へ・その4 [旅の記録]

 夢のようなハワイ旅行もあっという間に最終日。やっぱり時の刻みは自分だけのものじゃないんですね。。。

 今日もアラモへ。3日連続なので従業員のみなさんとはすっかり親しくなりました。

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 相棒はクライスラーのダッジ・ジャーニー。どうしても四駆がよかったのです。

 見た目、乗り心地ともごく普通。燃費が比較的良い以外、特筆すべきことはありません。

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 前から乗りたかったこのクライスラー・ジープも同クラスですが、後述する理由で後部座席が狭いのは避けたかったため選択せず。一方、ジープにはロングボディがあるし、乗りたい四駆なら他にグランドチェロキーもあったけど、これもいろいろ考えてコンパクトSUVの運転しやすさを優先。でも結局は大きくても問題なく、中途半端になってしまいました。レンタカー選びでは反省点の多い旅だったなあ。

 ちなみに車を3回借りたからといって、その分だけ全日空のボーナスマイルがつくわけではなく、あくまで1回のフライトに付随する計算です。

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 今日はナビを借りました。ガーミン製。11ドルぐらいだったかな。操作は簡単で日本語にも対応しています。が、道がシンプルなここでは意味がありませんでした。あくまで念のため借りたということで。

 さて、足を用意したところで最大の目的を果たしに行くとします。目的地はマウナ・ケアです。

 マウナ・ケアは高さ約4200メートルと富士山をはるかにしのぎ、海底からの高さに至っては1万メートルもある世界一高い山でありながら、ほぼ山頂まで車で登れる極めて珍しい存在です。山頂は空気が澄み、晴天率が高いなどの理由から天文台銀座となっていて、日本のすばる望遠鏡もあります。その山頂まで車で登ってみたい。

 その前に今日もいったんホテルへ戻って仮眠。

 宿泊先の「コナ・コースト・リゾート」はカイルア・コナの南の外れにあります。カイルア・コナは海沿いを「アリイ・ドライブ」という通りが南北に走っていて、ちょうどホテルの付近までが格好のドライブコースになっています。

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 小さい町ながら雰囲気あります。周辺にはショッピングモールもいくつかあるので不便はありません。深夜に戻ってばかりでレストランを使えなかったなか、ウォルマートが遅くに開いているのはとてもありがたかった。もっともせっかくの立派なキッチンをあまり使わず、ランチョンミートを乗せたフランスパンとかそんなのばっかりでしたが、それはそれでうまし。

 iPodが使えない代わりに、車中は一人アカペラカラオケボックスへと変貌。選曲したのはここで百万回ぐらい歌われたであろう「南の島のハメハメハ大王」。「メトロポリタン美術館」のおまけつきです(笑

 車を停め、海に降りてみました。

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 目的外でないがしろにしてきた海ですが、この眺めを前にちょっと後悔。やっぱ海はいいなあ~

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 ここでもパノラマ(↑↑をクリック)

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 さらにHDRアートで。

 早朝で、これでもけっこうありふれた場所なのでほとんど人はいません。アグネス・ラムのような女性がいればもっといいんだけど(笑

 ハワイ島には白砂の美しいビーチもたくさんあります。ただ、美しいビーチを求めるだけなら個人的には沖縄の慶良間諸島がおすすめ。経済的ですし。ハワイのすばらしさはあらゆる自然やアクティビティがあって、どれもが高いレベルにある点ではないでしょうか。ひと通り楽しむなら2週間はほしいところです。

 しばし仮眠した後、予定通り寝坊して(笑、午後3時にようやく出発。

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 マウナ・ケアへのルートはご覧の通り。まずは東北に針路をとり190号線をひた走ります。

 数十キロを走った後、途中で右に大きく折れ、「サドルロード」と呼ばれる200号線へ。

 事前に調べたところでは、このサドルロードから先が難敵。アップダウンが激しい上にデコボコが多く、道幅が狭い箇所もあるようです。それに街灯がないので霧や雨で見えないことも多く、夜はかなり危険そう。前日にヒロからコナへ向かう途中で立ち寄ったガソリンスタンドのおばさんも、この道で帰るのは危険だからやめた方がいいと言っていました。

 そのうえレンタカーの保険は適用されないみたい。ハーパーという会社だけは適用されるようですが、全額補償ではありません。このためたいていのガイドブックは山頂にはツアーで行くよう推奨しています。ざっとネットを調べた限りでも自分で登った方はあまり見当たりませんでした。

 でもそこはツアー嫌いとしても簡単には譲れません。難しいか実地で確かめてみようというわけです。

 そのサドルロード。

 いざ走ってみると、拍子抜けするほど問題ありませんでした。。。

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 サドルロードはここ2、3年でかなり整備され、未舗装区間はほぼゼロ。コナから向かう場合、確かに最初のうちはこんな感じに道が小刻みにうねっていて、対向車とすれ違いにくい箇所も数カ所ありますが、よほど飛ばさない限り事故ることはないはず。

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 むしろ牧場の牛や馬が草を食むそばを通ったりしてすごく楽しい。後半部分に至っては、まるで完成したての高速道路みたいで楽チンでした。街灯がない点も、中央線に沿って反射板が短い間隔で取り付けられているので大丈夫。

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 ただし、こんな風に標高が変わっていきなり濃霧に包まれたり、激しい雨に見舞われる可能性は大いにあるので用心するに越したことはありません。くれぐれも安全運転を。

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 サドルロードを左に折れ、登っていくにつれて雲が降りてきました。出発から約1時間半。標高2800メートルの場所にあるオニヅカ・ビジター・センターに到着です。ここから30分ほど登れば山頂に着きます。

 その前に1時間ほど休憩。高山病にならないよう体をならします。

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 ビジター・センターには黒点を観測できるセレストロンが置かれ、みやげ物もかなり充実しています。おみやげの中にはフリースやブランケットもあるので、日本から防寒用の服を持参するのが面倒ならここで買うのも手かと。

 さてトイレをすませ、いよいよ山頂目指して出発。ここからは未舗装路です。

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 つづら折りの道は聞いていた通りでこぼこで滑りやすく、谷側の傾斜はかなり急です。道幅はわりかし広いとはいえ、対向車とすれ違うたびに手が緊張で汗ばんできます。ただ平常心を保ち、景色に見とれたり、無理に写真を撮ろうとしなければ問題ないはず。

 むしろ要注意なのは帰りです。下りはスピードが出やすい上、ようやく終わったと思った瞬間、いきなりビジター・センターが視界に飛び込んでくるので、運転を誤れば大事故になりかねません。ギヤはローに入れ、つねにブレーキを踏みながら慎重に降りましょう。なるべくならツアーの車につき従った方がいいです。

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 山頂が近づくと再び舗装路に戻ります。砂埃が舞い、天文台の観測が妨げられるのを防ぐためだそうです。
 
 
 そして到着。
 
 
 で、
 
 
 いきなりパノラマ。
 
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 登る途中で視界に入ってはいましたが…写真で見るのと足を運ぶのとでは全然違います。パノラマでも十分、スケール感がありますが、それでも比較にならないほど雄大な眺めです。火星や月も似た感じなのかな?
         
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 おそらく左が正式な山頂。人が写っているように、ここから歩いて行けるようです。右奥の山はマウナ・ロア。これも大きい山です。

 気になる寒さは、上はTシャツとトレーナー、フリースにネックウォーマー、下はスウェットと股引で何とかなりました。日本から持参した携帯カイロも大いに役立ちました。ネックウォーマーはあいかわらずどっちが前か分かりません。。。

 もちろんダウンジャケットを着込むなど、本格的な防寒対策を施した方がいいのはいうまでもありません。ツアーの参加費は150ドル以上する一方、防寒着が支給され、お弁当も出るので、無理に自力で行く必要はないと思います。

 一人で来るにしても、長時間見たいならせめてダウンジャケットは持参した方がいいです。当方もモンクレールを同伴したかったのに、所有者の自分以上に着ている山の神に汚れるからと拒否されてしまいました。。。

 寒さよりきつかったのは高山病。アレルギー持ちで普段から頭痛と格闘しているので心配ないと思っていたら、脳が腫れたような感覚になり、足下もふらつきがち。酸素が欠乏して息もかなり切れやすい。けっこう危うかったかもしれません。個人差があるので何とも言えませんが、これも一人で行くことをおすすめしない理由です。

 すばる望遠鏡は事前にネット上で予約すれば見学できますが、唯一空いていた時間が午後1時からと早く、その時間から夕方までいると高山病になりそうだったので断念。もうちょっと遅い時間は案内してないのかな?

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 日が暮れて暗くなってきました。空のグラデーションが色鮮やか。やっぱ山はいいなあ(笑

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 そして日没。                                                                                                                                     
 できればこのままスターウォッチングといきたいところですが、残念ながらここではできません。日没後30分以内に降りなくてはならないのです。とりあえずビジター・センターへ戻ります。
                  

 この日は晴れてはいたものの、少しかすんでいて、月も煌煌と輝いていたので星は思ったほど見えません。月の入りは午前3時台と遅く、早々にあきらめようかと思いました。でもせっかく来たし、明日は帰国なので粘りたい。そこで月が沈むまでしばらく車中で仮眠することにしました。後部座席の広さを重視したのはこうした事態を見越してのことだったのです。頭イイ~。 

 もっとも、寒さをしのぐ方法は何も考えてきませんでしたが(笑

 エンジンをかけるわけはいかず、毛布もないので寒くてなかなか寝つけない。寝てもすぐに起きてしまう。よく考えればホテルから毛布を持参すれば良かったんだよな。頭ワリィ~。ここも十分標高が高いので、起きるたびに偏頭痛がします。

 ビジター・センターが開いているのは10時まで。この時間を過ぎると人が急にいなくなり、辺りは真っ暗になります。そんな中を午前4時近くまで過ごしましたよ。ホテルよりは怖くなかったりして(笑

 結論を言うと、これだけ待った甲斐なく、月が沈んでからも星の数は増えませんでした。それでも日本では鹿児島以南でしか見られないエリダヌス座のアケルナルや、前にこのブログでも取り上げたりゅうこつ座のカノ―プスが再び見られただけでも大満足。もしかしたらそれより南にあるマゼラン雲まで見えていたかも。

 それに、最大の目的も無事果たすことができました。

 なかなか寝つけず、寒さに震えるなか、おみやげとともにビジター・センターで買ったのは、カップラーメン。この施設には建物の外にカップ麺を食べたり、コーヒーを飲むためのお湯が出る蛇口が備え付けられていて、無料で使えるようになっています。いきなり注いだせいか、ちょっとぬるかったけど、このカップラーメンがどんなにうまかったことか!

 キラウエアを見学したり、マウナ・ケアの山頂に登ったり、満天の星を眺めたりすること以上の目的が、ここで星を眺めながらカップヌードルを食べることだったりしたのです。 

 味オンチだし、グルメでもありません。でも最高に贅沢な晩餐を楽しむ方法は知っているつもりです。


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